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ピルの効果を弱める?ピルと飲み合わせ禁忌の薬とは

2020年09月08日

ピルは女性ホルモンの2つが含まれている製剤になるため、飲み合わせに注意した方がよいものや禁忌となっている薬が多数存在しています。

細菌を死滅させる目的で使われることの多い抗生物質の中で、ペニシリンやテトラサイクリン系のものは併用してはいけない禁忌薬です。この2つの抗生物質を使うことでピル本来の効果が落ちてしまったり、不正出血を起こしてしまったりする可能性があります。強い抗炎症効果があり、アトピー性皮膚炎の治療として用いられることが多い、副腎皮質ホルモンのステロイドも注意が必要な薬ですが、ステロイドの場合、ピルによってステロイドの代謝を抑えてしまうので、ステロイドの効果が強く出てしまうことがあります。ただし点鼻薬や塗り薬に含まれているステロイドは通常通り使用しても大丈夫です。このほか、オムビタスビル水和物、パリタプレビル水和物、そしてエイズの治療に使われることが多いリトナビル配合薬を使っている場合は併用禁忌となっています。

また、ペニシリンやテトラサイクリン系のもののほかに、ピルの効果を弱めてしまう薬には、ぜん息の治療で使用するテオフィリン、抗うつ薬のイミプラン、抗てんかん薬のフェニントイン、プリミドンなどがあります。逆に効果が強くなってしまう薬には、一般的に処方されることの多いアセトアミノフェン、フルコナゾールがあり、高カルシウム血症を引き起こしてしまうものには、インドメタシン製剤や非ステロイド系抗炎症剤があります。非ステロイド系抗炎症剤は、イブプロフェンやロキソニンなどが含まれており、どの薬も身近にあるものとなっています。

薬ではないものの飲み合わせに気をつけなくてはならないのが、精神を安定させる作用があるセントジョーンズワートがあげられます。セントジョーンズワートは、西洋オトギリソウとも言われサプリメントやハーブティに含まれていることが多く、ピルの効果を弱めてしまう可能性が高いです。ピルの添付文書にもセントジョーンズワートとの併用は禁忌と書かれているので注意してください。また、ビタミンCの摂取も気をつけなくてはなりません。ビタミンCは健康に良く、積極的に摂りたい水溶性のビタミンではありますが、1日に1000mgを超えてしまうと、エストロゲンの作用が強まってしまい低用量ピルを服用しているのに、高用量ピルを服用しているのと同じぐらいのエストロゲンの効果が出てしまいます。サプリメントを服用すると簡単に摂取できてしまう量ではあるので、食事からビタミンCを補うようにします。

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