色々な薬

ヤーズは、第4世代低用量ピルともいわれており、通常の低用量ピルにくらべるとエストロゲンであるエチニルエストラジオールの成分がおよそ半分になっています。そのため超低用量ピルの名で知られており、卵胞ホルモンのエチニルエストラジオールが少ないため吐き気や乳房の張り、頭痛といった副作用が出にくい特徴があります。ピルの副作用に悩んでいる女性は、ヤーズで副作用の悩みを解消してみましょう。

黄体ホルモンにはドロスピレノンが配合されており、このドロスピレノンは人工的な黄体ホルモンになります。通常の低用量ピルの場合、配合されている黄体ホルモンは男性ホルモンと構造が似ていたためアンドロゲン作用を促進させてしまい、体毛の増加やニキビの発現、筋肉の増進をさせてしまいました。ヤーズに配合されているドロスピレノンは、男性ホルモンと構造は似ていないので、このような作用は起こらず、体毛が多くなる、ニキビができるといったことも起きにくく、逆にニキビが改善されることがわかっています。

ヤーズの場合、ほかの低用量ピルと同じように避妊効果はありますが、もともとは月経困難症や子宮内膜症の治療薬として開発されています。臨床試験においても、月経困難症に悩んでいる人に投与した場合、ヤーズを服用することによって明確に改善されたことが確認されました。さらに子宮内膜の増殖に関しても検証したところ、ヤーズを服用する前と後では子宮内膜の厚さに明らかな差が見られ、半分ほどに減少していました。これにより、経血を押しだす際の収縮する力を弱めることができ、さらに経血自体の量を減らすことがわかっています。

生理痛の場合、子宮が内膜や血液を押しだす際に痛みのもとであるプロスタグランジンが分泌され、収縮が強くなり起きているので、量が少なくなると押しだす際にさほど収縮はしなくなり、痛みが軽減されます。経血量も少なくなるので、貧血を起こすリスクも軽減できます。

避妊効果に関しても臨床試験においてヤーズを継続してきちんと服用した場合、避妊成功率が98.8%と高い数値を示したことがわかりました。この数値は他の低用量ピルと同等であり、高い避妊力があることが確認されています。

ヤーズを服用することによって、妊娠のリスクを軽減できるほか、生理痛の改善、月経困難症に伴う腹痛や吐き気の改善、経血量の減少そしてニキビや多毛の改善に有効です。超低用量ピルでありながら避妊効果も高く、さらに女性の様々な症状を軽減できる特徴がある薬となっています。